「あの人はいいな」
「なんで私はこうなんだろう」
誰かと自分を比べて、
気持ちが落ち込んでしまったことは
ありませんか?
人と比べてしまうのは、
それだけ感受性が豊かで、
まわりに対してアンテナが高い証拠です。
でも、比べることで必要以上に傷ついたり、
苦しくなってしまうのはもったいない。
この記事では、人と比べてしまう心理と、
自分を守りながら比べることと
上手に付き合う考え方をお伝えします。
なぜ人と比べてしまうのか
人と比べてしまうのには、
いくつかの理由があります。
実は、比べてしまうのは
その人の性格や弱さではなく、
育ってきた環境や社会の影響が
大きく関係しています。
比べられて育ってきた
「お姉ちゃんはできるのに」
「あの子を見習いなさい」
そんな言葉を幼い頃から聞いてきた人は、
自然と他人と自分を比べる癖が
ついてしまいます。
子どもの頃に植えつけられた比較の習慣は、
大人になっても続きやすいのです。
競争社会の中で生きてきた
学校でも職場でも、
私たちはずっと競争の中にいました。
成績、評価、昇進。
社会そのものが「比べること」を
前提に動いているので、
比べてしまうのは当然のことかも
しれません。
自分の位置を確認するための手段になっている
人と比べることで、
「自分は今どのあたりにいるのか」を
確認しようとすることがあります。
自分だけを見ていてもわかりにくいことが、
誰かと比べることで見えてくることも
あります。
また、人と同じかどうか、
大きくずれていないかを知ることで、
「間違っていなかった」
「これで大丈夫」
と安心材料にしている部分も
あるかもしれません。
多くの場合、
それは無意識のうちにやっていることです。
これ自体は、
必ずしも悪いことではありません。
比べること自体は悪いことではない
「人と比べてはいけない」
とよく言われますが、
比べること自体が問題なのではありません。
隣の芝が青く見えるとき、
それは芝全体を見ているのではなく、
青く見える一部だけを見ていることが
多いです。
相手にも、あなたには見えていない
苦労や悩みがあったりします。
人知れず努力をしていたり、
見えないところで泣いていたり、
泣くのを必死にこらえて笑顔でいたり。
比べること自体はOKです。
ただ、一方だけを見るのではなく、
多方面から見ていくこと、
立体的に捉えていくことが大切です。
俯瞰で見たり、
想像力を働かせたりしながら、
比べ方に気をつけていきましょう。
心を守るための考え方
比べることと上手に付き合うために、
意識しておきたいことが2つあります。
自分の心を守りながら、
比べることをプラスに活かして
いきましょう。
落ち込んだら「比べすぎ」のサイン
比べて落ち込んだり、
苦しくなったり、
つらくなったりするのは、
比べすぎているサインです。
そんなときは、
無理に見続けなくていいです。
SNSをしばらく閉じる、
その話題から距離を置く。
比べることは、
自分でコントロールしていくものです。
比べることは、
あくまで参考程度に止めておく。
それが自分の心を守るためにも大切です。
比べることを自己成長の手段にする
「あの人のあの部分、素敵だな」
「あんなふうになれたらいいな」
と思ったとき、
それは嫉妬や劣等感ではなく、
自分が何を目指したいかを
教えてくれるサインかもしれません。
相手より上か下かを確認するためではなく、
「自分はどこに向かいたいのか」を
知るための材料として比べてみる。
そう考えると、比べることは
むしろ自分を知るための道具になります。
例えば、
友人の穏やかな話し方が
素敵だと感じたなら、
「私も相手の話をもっとゆっくり
聞いてみよう」と行動に変えてみる。
誰かの丁寧な暮らし方に憧れたなら、
「まず朝の時間を少し整えてみよう」
と小さな一歩を踏み出してみる。
「比べる→落ち込む」ではなく
「比べる→自分の方向性を確認する→
行動する」。
この流れに変えていくことが、
比べることをプラスに活かすコツです。
まとめ
人と比べてしまうのは、自然な心理です。
無理になくそうとしなくていいです。
ただ、落ち込んだり
苦しくなったりするのは
比べすぎのサインです。
そんなときは距離を置いて、
参考程度に止めておきましょう。
そして比べるなら、
相手より上か下かではなく、
自分の成長のための材料として
使ってみてください。
比べることが、
自分を知るための道具に変わっていきます。


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